【論理的に作り上げるコーディネート①】洋服の分類について
こんにちは、げべらみです。
今回からいくつかのシリーズに分けて自分が洋服を選んでコーディネートを組む際の考え方についてご紹介しようと思います。
記念すべき第一回は、洋服の分類という考え方についてご紹介します。
今回ご紹介する内容は、ファッションに興味を持ちはじめた方にとっても「そんなの当たり前じゃん。言われなくても分かっているよ!」という内容だと思います。
でもでも!
コーディネートを組む際や、服を買うときなど、洋服の分類を意識して選ぶようにすると驚くほど簡単にオシャレなコーディネートを組めるようになります。
コーディネートの組み方がよく分からないよという方は、今回の記事を読んでいただくと、コーディネートを組む際の方向性がご理解いただけるかと思います。
私自身、新しい洋服を買う際には、必ずその服が何に分類されるのかを意識するようにしています。こうすることによって「なんでこの服買っちゃったんだろう…」ということが少なくなったと感じています。(もちろん、時々失敗することもあります…)
それでは早速その分類についてご紹介します!
目次
ほとんど洋服は5つに分類できる!
ほとんど洋服は
- トップス
- ボトムス
- 靴
- アウター
- アクセサリー(シルエット・柄などを含む)
の5つに分類できると考えています。
ただし、前提として下着などの他の人から見て分からないようなものについては除外させていただきます。
具体的には、
トップス(上半身に身につける洋服)
Tシャツ、シャツ、ニット、パーカーなど
ボトムス(下半身に身につける洋服)
靴下、ジーンズ、黒スキニー、スラックス、カーゴパンツ、ワイドパンツなど
靴(足に身につけるもの)
スニーカー、革靴、サンダル、ブーツなど
アウター(トップスの上から着る洋服)
テーラードジャケット、マウンテンパーカー、カーディガン、コート、ダウンなど
アクセサリー(上の4つを装飾するアイテム)
洋服外要素:時計、バングル、指輪など
洋服内要素:柄、シルエット・サイズ、素材、色など
このアクセサリーという概念は少し難しいので、別の記事で改めて丁寧に解説いたしますね。
この中で必要不可欠なものはトップス、ボトムス、靴の3要素ですね。
アウターは夏場や、寒い季節であっても室内で過ごす場合は不要ですが、基本的には上記の3要素に準ずるものであると考えてください。
また、アウターは一枚だけではなく二枚以上(例えばジャケットとコート)着る場合もありますが、これは少し難易度が上がります。ですので、基本は一枚で着るものと考えて下さい。
これらの4要素と性質が異なるものがアクセサリー要素です。
実際、アクセサリー要素を除いてコーディネートを組むことができます。
これにアクセサリー要素を加えることで、コーディネートをいわゆる“オシャレ”に昇華させることができます。
このアクセサリー要素がファッションにおいて一番難しいけれども、楽しいところだと思います。いわゆるファッションセンスや流行といったものはここに現れてきます。
料理で例えますと、アクセサリー要素を除く4要素が出汁のようなもの。料理のベースですね。ここにアクセサリー要素という具材や調味料を加えることで、色々な料理(ファッションに話を戻すと色々な系統のファッション)ができるわけですね。
では、美味しい料理を作るには何が大事でしょうか?
・良質の出汁を取ること
・センス良く具材や調味料を使うこと
この2つが大事になってきます。これをファッションに落とし込んでみると…
・良質の出汁を取ること
=トップス、ボトムス、靴、アウターに良い(=ベーシックな)アイテムを選ぶこと
・センス良く具材や調味料を使うこと
=センス良くコーディネートに装飾的な要素を加えること
という感じになります。
それでは実際にどのようにコーディネートするかをみていきましょう!
分類を使ったコーディネートの組み方
洋服の分類をどのようにコーディネートに落とし込む方法は、
アクセサリー以外の4要素(アウターを使わない場合はアウターを除く3要素)の服を究極的にベーシックなものにして、TPOや気分を加味してコーディネートの方向性を決めてから、アクセサリー要素を足してコーディネートを作り上げる。アクセサリー要素を足しても少なくとも半分はベーシック要素が残るようにする。
です。
ベーシックなアイテムや、TPOについてはまた別の記事で丁寧に解説しようと考えています。
コーディネートの組み方の実践編についても別の記事で詳しくご紹介しようと考えています。
今回は簡単に以下のシチュエーションでのコーディネートを考えてみます。
【シチュエーション①】
年末にサークルの同期2、3人(20歳くらいとします)と駅前にランチと買い物に行く
方向性の決定
まずは、TPOを加味して大まかな方向性を決めます。ここではあまりアクセサリー要素は考えないようにします。
なお、一般的なTPOはTime(時間)、Prece(場所)、Occasion(機会)ですが、私はPerson(人)のPも重要だと考えています。特にヨーロッパでは相手に尊敬の念を込めて自分の服装を選ぶという文化があります。ですのでこのブログでTPOを考える際はPersonについても考慮するようにします。
T(Time)
12月なので暖かい服装がいいかな
→トップスはニットが候補、アウターはコートやダウンのような防寒性の高いものがいい
P(Prace)
駅前なので、ちょっと大人っぽい服装がいいかな
→靴は革靴やレザースニーカー、アウターはチェスターコートにしよう
P(Person)
気心の知れた友人たちなので、自分を表現するようなコーディネートにしよう
→アクセサリー要素を強めに出してもいいかな
O(Occaion)
ランチの時はアウターを脱ぐし、買い物をするときはたくさん歩くかも知れない
→ニットは一枚でも存在感があるもの、ボトムスは動きやすいようにストレッチが効いたジーンズにしよう
これで、
- トップス:一枚でも決まるようなニット
- ボトムス:ストレッチの効いたジーンズ
- アウター:チェスターコート
- 靴:革靴 or レザースニーカー
といった大まかなコーディネートの方向性が決まりましたね。
それでは、さらにTPOや好みに合わせてアクセサリー要素を足していきましょう
- 洋服外要素(時計、バングルなど)
手首がさみしいから時計をつけよう
→ダニエルウェリントンの時計
外は寒いかも知れないからストールを身につけよう
→カシミヤのストール
- 洋服内要素
チェスターコートは今流行りのオーバーシルエットで英国風の柄のものにしよう
→オーバーシルエットで英国風の柄のチェスターコート
コートが派手だからニットはベーシックにしよう。一枚でも決まるものがいいな
→ミドルゲージの白のモックネック(タートルネックよりも首が短いもの)にしよう。
コートが派手だからボトムスもベーシックにしよう
→濃紺の細身のストレッチジーンズ
靴は大人っぽさと歩きやすさを兼ねたものがいいな。トップスとボトムスがベーシックだから少し遊び心が欲しいな
→黒のレザースニーカー。靴下は柄の入ったものをチョイス
このような感じでコーディネートが完成しました!
注意していただきたいのは必ずベーシック要素を残すようにするということです。
このアクセサリー要素を足していくというのがファッションの醍醐味ですが、過ぎたるは及ばざるが如し。どんなにアクセサリー要素を足しても半分はベーシックな要素が残るようにしておくのが無難だと思います。
まとめ
今回は論理的に作り上げるコーディネートの第一回として洋服の分類について記事にしました。
今後は、
「ベーシックなアイテムとはどういうものか?どうしてベーシックが必要?」
「TPOを考えた服選びってどういうこと?」
といった内容についてご紹介していこうと考えいます。
書き終えてみると自分でも驚くほどのボリュームになってしまいました笑。その分内容が濃い記事が書けたかと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。